呉服屋育ちの和雑貨屋です


花楽堂へようこそ。


花楽堂は、大人のための上質な和雑貨や和食器を扱うセレクトショップとして、
2002年にオープンしました。早いものでことしで19年となります。



〜花を楽しむ生活〜 暮らしの中のちいさなゆとり

これが花楽堂の名前の由来です。

商品は、丈夫で使いごこちのいいもの、
それでいて、どこか洗練されているものにこだわって選んでおります。

「洗練された上質な和雑貨をリーズナブルな価格で」
ご提案させていただきたいと思います。





「呉服屋そだちの和雑貨屋」

私は東京・品川にある呉服屋に長女として生まれ育ちました。

当時は着物を着る人も今よりずっと多く、
幼いころからたくさんの着物、和小物などに囲まれて育ちました。

そのため、子どものころから、両親に連れられ日本橋や人形町の呉服卸問屋などに
出入りすることも多く、たくさんのきれいな着物を見て過ごす時間が多かったです。

広い畳敷きの座敷の上に広げられたり積まれていたりする反物や帯、和小物の数々。
幼いころから京都をはじめとする日本各地の、本物の日本伝統織物を
数多く目にできた経験は、今も私の財産になっていると思います。

親が呉服仕入れの仕事をしている間は、問屋の若い丁稚さん達に
遊んで(子守り?)もらったりしていた記憶もあります。

そんな、着物や反物、帯をはじめとする和小物に囲まれて育った、
呉服屋の娘がはじめた和雑貨屋が、この「花楽堂」です。

  





「会社員時代。外国の方への記念品は何を…?」

自由な校風の私立大学を卒業後、ご縁あって国際通信会社に入社しました。
勤務時は、販促品関係の仕事や、外国のお客様の接待の仕事、
役員の秘書の仕事などに携わりました。

海外の方へのお土産準備、会社の記念品発注など、この時期の関係業務は
現在の仕入れの仕事に役立っているかな、と思われます。

また、毎日の業務に忙しい方が、仕事関係の方への贈り物や記念品を
なかなか選びに行く時間の余裕がないのも、自分の経験からわかっております。

気の利いたものを選びたい…と思うほど、案外思うようなものが
見つからなかったりして、またそれにかける時間がないのですよね。

その経験は、それなら私が…
・「日本製」「Made in Japan」 等にこだわった上質な記念品、
・「ノベルティ」として、和風で可愛い配りものギフト、
・大切な関係を築いた海外パートナーへのとっておきのプレゼント、
など、そういうニーズに合うものをご用意できる店を自分でつくろう!
と、お店の起業を考えたきっかけになりました。


    

贈答の目的や、先方様のお好み、また予算等に合わせて、できうる限りのご用意を
させていただけるような和雑貨店になりたい、と思っています。





「日本のものが好き!・・・丁寧に日本のものを紹介するお店をめざして。

呉服屋の娘ではありますが、実はフランス料理やイタリア料理も好き、アメリカを
はじめとする海外旅行も好き、アジアンな雑貨も好き、であります。
OL時代はほぼ毎年海外旅行に行き、香港には定宿のホテルもあり、
日本から国際電話でレストランのデザートの予約もしておりました。

そんな私ですから、会社勤務時からゆくゆくは自分のお店を持つことを
計画していましたが、じつは当時は海外のおしゃれで素敵なものも
合わせた輸入雑貨ショップなどを考えていました。

それが・・・だんだん和風のものに魅力を感じるようになったのは、
やはりルーツが「呉服屋」の娘だからでしょうか。

身近にあって当たり前に思っていた、古き良き時代からの和物。
もっと多くの人たちに知ってもらいたい、残していきたい。
また、海外の方に「日本の良いもの」を紹介したい、との願いもあります。
西洋文化の中に、和風インテリアを組み合わせて、という発想も好きです。




和風のものは、静かに長く続くブームだと思います。
「Cool Japan」、「お・も・て・な・し」 
などなど、いろいろ時流により言葉やかたちは違えども、日本の伝統を大切にする心と、
それに触れて愛でる気持ちは、ずーっと続くもの、と思っています。

私が幼い時から馴染み親しんできた「和服・和の伝統」という環境、
大人になって体験した、海外の方への「日本の贈り物」という選び方、

それらをふまえて、「和雑貨」というもの、
日常の生活になじむ、日本のよいものを

    

それも使い心地のいいもの、丈夫であきがこないで
長く使えるものを、幅広く選んでいきたいと思っています。

こだわりのある、伝統工芸品や日本の職人技術が生かされたもの、
それでいて粋で、ちょっと可愛いもの。。。をコンセプトに
上質で心やすらぐ和雑貨をみつけますので
どうぞ、花楽堂のホームページをゆっくりご覧くださいね。




また日本ならではの四季折々の季節に合わせた新商品を、その都度入れています。
ですので、これからも、お時間のある時に見に来てくださいね♪
心よりお待ちしております。

    

 

花楽堂 店主 橋本けい子

店主プロフィール

 
*店主略歴* 東京、品川の呉服店に生まれる。
  青山学院中等部、高等部、大学卒業。
  KDD株式会社(現KDDI)に15年間勤務。
  その後、米外資系日興ソロモン・スミス・バーニー証券会社勤務。
  2002年退職後、ネットショップ「花楽堂」起業。現在に至る。
 
*資格* ファイナンシャルプランナー AFP2級、小学校教員免許 等
*趣味* 料理 食べ歩き 映画 音楽(鑑賞&合唱)、フラダンス、最近はじめたヨガ
*稽古歴* 茶道(表千家)、華道(池坊)、着付け、フラワーアレンジメント(師範)
*語学* 日本語(日常) 英語(多少)
習っただけならフランス語、ロシア語、スペイン語、中国語、韓国語(おもに国際電話オペレーター時)
*ペット* 猫 チンチラゴールデン 名前は花音(かのん)






・・・私の好きな話・・・

 「殿様の茶碗」というお話、ご存知ですか?
お城でいつも薄手の美しいお茶碗を使っていて、
実は内心手が熱い思いをしているお殿様のお話です。
ある日、殿様が村へ行った時に村人が恐れながら差し出した、
厚手で素朴だけれど持ちやすいお茶碗に
「こんな茶碗があるのか」とお殿様は感激しました。

***私の好きな童話のひとつです。***

器は美しいだけではだめで、飲む人のことを考えて、
お茶が熱くないこと、滑らないように持ちやすいこと、
これがとても大事なことだと思うのです。

私が初めてあげた両親へのプレゼントは「夫婦茶碗」だったと
思うのですが、特に父親は茶碗にうるさく、「持ちやすくて、厚手の
もの。お茶が熱いような薄手は駄目。」といいます。
子供ながらに、一生懸命探しました。

今でも、お茶碗や食器だけでなく、贈り物を選ぶときはいつも
見た目のきれいさだけでなく、実際に使うときに
使い心地のいいものにこだわります。

そして、人へプレゼントするときは、その人がその物を
手にとって使ってくれる風景を想像しながら選びます。
とても幸せなひとときです。

「殿様の茶碗」のお話。私がもの選びにこだわり始めた基本です。